株式会社アサムラサキ 藤井悠子社長

2024.02.15 - 2024.03.13

部門売上1位でもさらに「かき醤油」を広めるため、常にチャレンジを続ける。

「Local Link」は、地方にある魅力的な企業や経営者の想いをストーリー形式で知ることのできる求人メディアです。求人募集中の企業については、インタビューの最後に求人情報と応募フォームが掲載されています。

今回は、株式会社アサムラサキ 代表取締役 藤井悠子 様です。

【Profile】
株式会社アサムラサキ
代表取締役 藤井悠子 

1994年広島県福山市生まれ。上智大学在学中にカナダへ1年間留学し、ビジネスを学んだほか、現地の大豆輸出商社でインターンシップを経験。大学卒業後、株式会社アサムラサキに入社し、社長室室長として商品開発を中心に様々な業務を担当。2022年に代表取締役社長に就任し、地元企業とのコラボや海外展開を進めている。

目次

中国地方のだし醤油・醤油部門で売上1位の「かき醤油」を中心に事業展開

弊社は「かき醤油」をはじめとした醤油加工品、「ごまだれ」「金ごまわさびドレッシング」といった液体調味料を中心に製造販売している会社です。中国地方のだし醤油・醤油部門で売上1位の「かき醤油」にスポットが当たりがちで一番長い商品と思われがちなのですが、「肉どろぼう」「麺どろぼう」という50年以上売れている先輩商品もあります。

「肉どろぼう」「麺どろぼう」は商品名の強さが関東圏では受け入れられづらいところは過去にあったものの、中国フェアーなどがスーパーで開催されると”ネーミングが面白い”、”懐かしい”と、故郷の味を懐かしんでご購入下さる方もいらっしゃり、ありがたく思っております。「かき醤油」「ごまだれ」「金ごまわさびドレッシング」といったモンドセレクションを受賞している主力商品は都内でも北野エースさん、成城石井さん、紀ノ国屋さんを中心に様々な小売店さんで展開させていただいています。

都内では購入しづらいかもしれませんが「ごまだれゆず胡椒」は、世界最高峰のシェフとソムリエが目隠しで評価するiTQi優秀味覚賞(現ITI)で日本初の三つ星を受賞しており、2023年に三つ星を受賞した「かき醤油味付のり」まで3年連続の3つ星受賞でクリスタル味覚賞をいただきました。世界的に評価されている商品が弊社の特長かと思います。

祖父、そして父からバトンを託され、代表取締役社長に就任

大学在学時は別の会社に就職しようと就職活動をしていたのですが、教育実習のために広島の実家に帰った際に、祖父の体力が落ちていたのと、父の体調があまり良くなかったため、このままでは会社が…と就職活動を途中でやめて、アサムラサキに入ることを決めました。

元々は弟が家業を継げばいいと思っていて、祖父も父も長男が継ぐべきと考えていたようなのですが、母が「男の子とか女の子とか関係なく、会社に対する思いとか愛が強くて、やりたいってほんとに思う人がやればいいんじゃないか」という話をしたところ、祖父も考えが変わったようです。幼稚園児の時に父に「私がお父さんの後をやるから」と言っていたそうです。私は全く覚えていませんが、、、笑

2022年に父が亡くなったことをうけて社長に就任したのですが、前年の2021年に亡くなった祖父には亡くなる直前に2つ言われました。1つは「健康に気をつけろ」ということ、もう1つは「会社を頼む」ということで、最後、本当にもうあまり喋れないような状態だったのですが、何かあった時とかに思い出すたびに、やらなきゃという気持ちにさせられますね。

経営において大切にしている3つの価値観

株式会社アサムラサキの経営理念

  1. 会社を取り巻く全ての人に「ありがとうございます」と云う感謝の気持ちを忘れず、日々精励すること

  2. あらゆる分野において、飽く無き探求心をもって事に当たれば必ず成果はついてくる筈だ。その心を忘れるな

  3. 社員は何かの縁で結ばれた一族である。その絆を固く結ぶ事によって組織は一層強固なものになる。和を尊ぶ事

経営の柱になっているのは、もちろんアサムラサキの3つの経営理念なのですが、その中でも2つ目の「チャレンジ精神を忘れない」というところを一番強く意識しています。
費用がそこまでかからないことであれば、まず一旦やってみて、分析して、次につなげるというスピード感は中小企業だからこそ出せるものだと思っているので、まず挑戦してみるというところを私の中では一番大事にしています。そして女性経営者だからこそ出来ることは必ずあると思うので、先代では難しかった、私だからできることを見つけて少しずつですが行動に移すようにしています。

あとは人間的なところで大事にしているのが「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉です。会社が大きくなったり、役職が上がったりすると、まわりにちやほやされて、おごり高ぶってしまうこともあると思うのですが、謙虚な姿勢で人と接するというのが人間として何よりも大事だなと思っています。
学生時代にお世話になった先生方にも「社長さんだからなぁ~軽々しく名前を呼んだり食事に誘ったり出来ないなぁ」と言われた事もありますが、「立場は変わっても、私は変わらず先生方の教え子に変わりはなくて先生方は私の人生の先輩方なので」とお伝えすると今は昔と変わらないお付き合いをしてくださりながらもいつも全力で私の事を応援してくださっていてありがたく感謝しています。
代表であるとか従業員に関わらず、謙虚な姿勢を忘れると、アサムラサキってこういう会社なんだなと思われてしまうと思いますし、謙虚な姿勢を続けていくと、不思議と助けてくれる人も出てくるので。

また「人のために生きる」というのは通っていた中高時代の時の理念です。大学でも教育精神になっていた言葉で私の根本にもなっています。不確実で変化の激しいこの世界ですが、他者に寄り添いながら、何か人の為にできればと考えています。その1つが、食の会社にいるので商品を通じて笑顔や元気になってもらえたり、心からおいしいなと思ってもらえたりするのが、仕事において「人のために生きる」ということだと考えて、応援してくださるご愛用頂いているお客様や今ある環境に感謝する気持ちを忘れずに会社を経営しています。

  • チャレンジ精神を忘れない

  • 実るほど頭を垂れる稲穂かな

  • 人のために生きる

という3つが私の中では大きいです。

地元企業と積極的にコラボを進める

最近「イカの姿フライバター醤油風味」という新商品が出たのですが、なとりさんのグループで、地元の広島県呉市にある全珍さんとのコラボ商品で、他にも中国・四国地方を中心に100店舗以上展開するスーパーマーケットチェーンのハローズさんにかき醤油を使った唐揚げを販売していただいていて、昨年末からは四国で健康食品やスナック菓子を製造販売する味源さんとコラボしてポテトスティックを作ったりと、昨今は地元の企業さんとのコラボ商品が増えています。

元々、回転率の高いお菓子類を販売したいと考えてはいたのですが、弊社はお菓子メーカーではないので、そのあたりのノウハウがなく、バイヤーさんとのつながりもないので商談もできない。色々と試行錯誤した結果、お菓子メーカーさんとのコラボさせて頂くことが、私たちの会社や商品を知って頂く機会にも繋がると考えました。
観光のお土産という観点からも、調味料をお土産にというのは私自身もなかなかならないので、お菓子であればお土産にもしていただきやすいなと。

私たちの商品を知っていただくきっかけはどこでもいいと思っています。これまでは「かき醤油」など私たちの販売する調味料から知って頂くことが多かったですが、お菓子から入っていただいて、こんな調味料があるんだと知っていただくきっかけにはなると思うので。

今後のカギは若年層の獲得と海外展開

先ほどお話ししたお菓子もそうなのですが、他にも広島県福山市にある老舗お漬物メーカーさんである備後漬物さんと10年前よりコラボして「かき醤油入りキムチ」といった商品を販売していただいていて、今後はもっと幅広いジャンルで「かき醤油」という名前を売っていきたいです。
「かき醤油」は今年で31年目の商品で、発売当初から使ってくださっている方の多くが60代、70代になられています。
人口が減少しているというのもあって、若年層や新規のファンを獲得していかないと、国内の売上を伸ばすのは難しいと考えています。

海外展開に関しては、少し前から輸出に取り組んでいるのですが、まだ広く浅くというところで、今後は規模を拡大していきたいなと。
そのために組織開発も進めていきたいです。新商品づくり、海外展開といった挑戦に積極的に取り組める人は貴重ですし、ひとりで働いているわけではないので、和を大事にしながら自分が他の人のために何ができるか、指示待ちではなく先に考えて能動的に動ける人と働きたいですね。

株式会社アサムラサキの求人情報

株式会社アサムラサキでは、「営業職」及び「品質保証職」の募集をしております。

営業職

株式会社アサムラサキに営業職として中途入社したAさんにお話を伺いました。

知人から紹介を受け、入社を決めました。
もともと職人メーカーにて営業をしていたのですが、展示会等でアサムラサキさんの社員さんとも面識があり、好印象だったこともあったので、迷うことなく応募をすることが出来ました。

営業職は、それぞれ担当エリアが決まっていて、そのエリアにおける食品問屋様や小売企業様へ自社商品の提案販売を行っております。一般消費者様の動向などを加味しながら、どうしたら自社商品を目に留めていただけるかを考え販促内容やキャンペーンを企画し、プレゼンを行って導入を検討頂きます。商品力や企画力はもちろんですが、商品を導入して下さるには、営業と問屋担当者様や小売担当者様との良好な関係性が必要不可欠です。この関係構築は、営業の腕の見せ所といいますか、“自分だから”選んでもらえる感覚もあり、やり甲斐を感じる部分です。

ただ、導入して終わりではありません。導入を頂くということは、当然一般消費者の方にも商品が届くことになります。その際に、商品に関する問い合わせが販売店舗に届くこともあるので、その際の対応は担当の営業が行います。嬉しい声を頂くこともありますが、なかには商品の欠品や不良品など予期せぬトラブルに対するお問い合わせを頂くこともあります。正直、心苦しい瞬間もありますが...お客様の声を直接聞けるのは、会社でも営業だからこそではあるので、真摯にお客様の声を受け止めて、会社に共有をします。営業の対応ひとつで、お怒りだったお客様にもう一度購入を頂くきっかけを作れることもあるので、私はネガティブになるのではなく、寧ろアサムラサキの商品に興味を持って下さったお客様と直接対話できる貴重な機会と捉えて対応を心がけています。

また、食品問屋様の多くは、年に2回ほど展示会を開催して、自社とお取引のある小売企業のバイヤー等を招待し、各メーカーの新商品等を広く認知する場を設けております。そこで、自社ブースを設営し、来場頂くバイヤー様や問屋担当者様へ新製品の試食や説明を行ない、お取り扱い頂けるように交渉を行なったりもします。

営業チームは、現在私を含めて6人になります。社内では、営業チームだけでなく、事務の方などとコミュニケーションを取る機会があります。女性の多い環境ですが息苦しさや疎外感を感じることは全くなく、ストレスなく業務を行えております。社員同士が家族の様にアットホームな雰囲気ということもなく、かといってギスギスしている感じでも、体育会系のような縦社会を重んじる社風ではない為、いたって中立的なストレスの少ない職場環境だと感じています。

品質保証職

続いて、品質保証職に中途入社されたBさんにお話を伺いました。

私は、大学卒業後に液体調味料や粉末調味料を製造する食品会社に就職して、品質管理の仕事をしておりました。家庭の都合で地元に帰省することになったのですが、やりたい仕事というよりは、住まいからアクセスの良い場所を優先的に選んだので、別の仕事をしておりました。ただ、落ち着いてきたこともあり、もう一度食品会社の品質管理の仕事がしたいという思いがあり、県内にて募集を探していたところアサムラサキの募集が出ていてすぐに応募しました。

品質保証部は、商品の安心安全の為に様々な検査や調査、確認作業を行っています。業務のなかには、地味に見える作業もありますが、捉え方によっては、私たちの仕事が大切なお客様にずっと愛し続けて頂けるかの生命線を握っていると思うんですよね。お客様の問い合わせ対応をすることもあるのですが、「かき醤油じゃないとだめなのよね。うちはずっとこれを使っているの。」とか「人からもらって美味しかったから私も買ってみたくなって。」と言ったお話をしてくださるお客様もいて…こういうお客様に安心して弊社の製品を使って頂けるように、責任とプライドを持って仕事に取り組んでいます。

主な業務は、製品や製造ラインの検査を行ったり、商品ラベルに記載するデータの確認作業になります。どちらも正確なデータやエビデンスをしっかりと確認し、お客様に安心安全な製品が届けることを念頭に業務を行っています。当社はFSSC22000認証を取得しているので、高い基準での品質管理が求められます。そのため、製造時にトラブルが発生することもあります。基準を満たす手段を試行錯誤するのですが、乗り越えた時の達成感は何にも変えられないですね(笑)

コロナの影響から今は休止となっていますが、私たちは製造ラインも熟知しているので、工場見学に来られた一般の方のご案内も対応しています。直接消費者の方とコミュニケーションを取れる貴重な機会なので、早く再開してほしいなと思っております(笑)

品質保証部は、コミュニケーションを取ることの多い、製造部や商品開発部と同じ製造棟にあります。部署を超えた関係性が前職と比べて多いので、分からないことや困っていることがあれば、相談しやすい環境だなと感じます。各部署が職人気質のある人が多いイメージがあると思うのですが、入社した時に横の繋がりが深いことに驚いたのを覚えています。年代も20代から60代まで幅広く在籍しているのですが、特に年配の従業員の方がとても親切で…私は自転車通勤なのですが、雨で天気の悪い日は、「雨は大丈夫?」とか「帰りは気を付けてね」とか声を掛けてくれて、なんかお母さんみたいな存在なんですよ(笑)

株式会社アサムラサキの募集要項

職種名
① 営業職
② 品質保証職

雇用形態
①正社員
②正社員

試用期間
3か月

勤務先住所
①東京都千代田区岩本町2-2-7 KIBIビル2階
※今回の募集は東京営業所での採用になります。
②岡山県笠岡市茂平989

勤務時間
①8:30~17:30
②8:00~17:00

給与
①266,500円~450,000円
②194,500~251,000円

手当/待遇
・皆勤手当
・精勤手当
・子ども手当(18歳未満)

応募資格
・大卒以上
・食品関連での勤務経験がある方

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